Privacy Badgerは2014年アメリカのElectronic Frontier Foundation(wiki:電子フロンティア財団)によって作られたブラウザのアドオンです。
詳細な動作についてはScanNetSecurityのEFF、スパイ型の広告をブロックするブラウザ拡張機能「Privacy Badger」を発表をご覧ください。(丸投げ)
画像の通り、読み込まれているサードパーティーのクッキーを個別に拒否・許可などが選べるようになっています。
そもそも広告ブロッカーは色んなところが開発していますが、意外とトラブルが多い界隈で第三者に買収された後マルウェアが仕込まれたり、開発元にお金を払うことでホワイトリスト入りさせて広告が表示されたり、広告ブロッカーを名乗っているが実はマルウェアなどの小さな騒動が続いている経緯があります。そのため、広告ブロッカーを探してあれこれ試すよりは安定の選択ではないかと考えています。
(わたしもNoScript、RequestPolicy、Adblockなど、あれこれ試していた時期がありました……。)
Privacy Badgerを推す理由ですが
- 作成元が安心のEFF
- 怪し気な第三者に売却されることは考えにくい
- 2014年発表から今も開発が継続
- オープンソースで開発されており、「個人の利己的な意図」が入りにくい
- EFFの活動はこの辺りを参考にどうぞ
- Chrome、Firefox、Edgeなど多くのブラウザに対応(もちろんAndroid版も)
- 各ブラウザのPC版・Android版相互にブロックリストのインポート・エクスポートが可能
- Chromeで自分なりのリストを作ってAndroid版に持って行くことも可能(スマホ版でリストを作るのはUI上結構厳しいです)
- CSSまでカットせず(しないはず)、レイアウト崩れは起きない
- JavaScript自体は動くので「アドオンによって動かない」は少ない(jquery.comを弾いたりしない限り)
ダウンロード・インストールはこちらから。こんな胡散臭いブログから飛べるか!という方は Privacy Badger公式のトップページから飛ぶと良いです。
- Google Chrome:Privacy Badger - Chrome ウェブストア (google.com)
- Firefox:Privacy Badger – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手 (mozilla.org)
- Firefox(Android):Privacy Badger – 🦊 Firefox Android (ja) 向け拡張機能を入手 (mozilla.org)
- Microsoft Edge:Privacy Badger - Microsoft Edge Addons
参考
- EFF、スパイ型の広告をブロックするブラウザ拡張機能「Privacy Badger」を発表 | ScanNetSecurity
- 電子社会の自由を守る、電子フロンティア財団が設立25周年 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
- 電子フロンティア財団、米司法省を提訴--暗号解読命令の開示を要求 - CNET Japan
- EFF(電子フロンティア財団)のニュース記事一覧 - 財経新聞 (zaikei.co.jp)
- 【やじうまWatch】売却された広告ブロックプログラム「AdBlock」、非公開の売却先にユーザーの不安広がる - INTERNET Watch Watch (impress.co.jp)
- Chrome向け広告ブロッカーが突如マルウェアへと変貌、アンインストールを呼び掛け中【やじうまWatch】 - INTERNET Watch (impress.co.jp)
- 高木浩光@自宅の日記 - 「NoScript」をやめて「RequestPolicy」にした (takagi-hiromitsu.jp)
- NoScriptにAdblock Plusを一部無効化させるコードが追加され問題になる | スラド セキュリティ (srad.jp)
- GoogleのChromeウェブストアに偽の広告ブロッカー、約2000万人がダウンロード - ITmedia エンタープライズ
- 「Adblock Plus」のニセモノがChromeウェブストアで配布され3万7000人がダウンロードしてしまう事態が発生 - GIGAZINE
- GoogleやAmazonは広告を消す拡張機能「AdBlock Plus」にお金を払って広告を表示させていることが明らかに - GIGAZINE
- 「控えめな広告」の表示を許可することで広告ブロックソフトウェアが得る収入は? | スラド IT (srad.jp)